数十年振りの塗装仕上げのため、どんな感じになるのか試してみたく、生地完になったフロートのみ下地作りをしてみました。
ラジ技に出ていた記事を参考に、下塗りから始め絹張り直前まで終わったところなんですが、ここで虫の知らせと言うか、なんか気になったのでDOPEのメーカーであるTHC(東邦化研工業)さんのHPを覗いて見たところ、DOPEの上塗りにラッカーを使えないと云う掲載が...... そういえば、子供の頃に模型屋さんに習った覚えが(^^; 私の構想としては、ラジ技の記事に出ていた通りに、絹張り~下地完成までDOPEで行い、着色はラッカースプレーで済ませる計画。でも、ラッカーは使えない? 焦ってTHCさんに問い合わせを入れたところ、大変丁重に回答を返してくれました。
その回答によると、ラッカースプレーは気温が20度以上であれば噴霧中に余分なシンナーが揮発してしまい、薄塗りで行えばDOPEの塗装膜に影響を与える事が少なくなるので、一度に厚塗りせず重ね塗りで下地を隠ぺいするように仕上げれば大丈夫とのこと。また、スプレーはある程度噴霧すると缶が冷え、塗料中のシンナーの揮発量が少なくなるので塗装膜がダレ易くなるから、使用中に冷えたスプレー缶は必ず室温や外気温に戻してから再度塗装するようするといいとのことでした。これだけでも、親切に教えて頂けたと思っていたら追伸が来て、スプレーの塗装は同一方向で何度も重ね塗りをするのではなく、必ず横方向に塗装したら、次の塗装は縦方向で塗装するを繰り返して下さいとのこと、大変参考になりました。THCさん、どうもありがとうございます。
さて、絹張り前までの重量増加ですが、生地完成時が428gで現在が450gです。5%程度の重量増ですね。絹を張って塗装まで終わらすと、どこまで増えるか楽しみです。電動仕様なので、ウレタンの上塗りはしないので、エンジン仕様の機体より重量増加は少なくてすむと思います。